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.NET Framework バージョン, リリース年月, 対応OS

技術コラム : 2009.09.28 Monday

.NET Frameworkの概要

「.NET Framework」は、Microsoftが提供するWindows ベースアプリケーションプログラムの開発/実行環境です。Visual Studioを使用してWindowsアプリケーションを開発している方には、馴染みのあるものかも知れませんが...Visual Studioで開発をしていない方や、Windowsを利用している方には、「???」なものかもしれません。

「.NET Framework」が登場する前、例えば VisualBasic 6.0を使ったWindowsアプリケーションでは 「VBランタイム」が必要でした。それに変わるものっていう感じです。.NET Frameworkは、様々なプログラミング言語から利用される「共通言語ランタイム (CLR) 」と、オブジェクト指向ライブラリの「.NET Framework クラス ライブラリ (FCL)」などから構成されています。


.NET Frameworkのバージョン

「.NET Framework」は、2002年4月に バージョン 1.0がリリースされ、バージョン1.1、バージョン2.0と改良が加えられ、2006年末にはWindows Vistaと共に バージョン3.0が登場しました。

その後、バージョン3.0のSPが提供されたり、バージョン3.5、バージョン4.0が登場しました。

バージョン リリース年月 サポートOS
98 ME NT4.0 2000 XP 2003 Vista
1.0 2002年04月
1.1 2003年07月
2.0 2006年02月
3.0 2006年12月
3.5 2007年11月
4.0 2010年04月

バージョン2.0からは64ビットOSをサポートしています。バージョン1.0→1.1、バージョン2.0→3.0はマイナーバージョンアップで、バージョン1.1→2.0はメジャーバージョンアップといわれています。

バージョン3.0は バージョン2.0に いくつかのサブシステムやフレームワーク(WPF,WCF,WWF)が追加されたもので、Windows VistaやWindows Server 2008には標準搭載されています。

バージョン3.5、4.0は バージョン3.0のフレームワーク(WPF,WCF,WWF)が進化して、Windows Server 2008 R2,Windows 7向けの機能が追加されたものです。

利用するサーバーに Windows 2000が含まれる場合は バージョン2.0を、含まれない場合は バージョン3.0/3.5が選択できます。また、開発環境であるVisual Studioのバージョンによっても、利用可否があります。


.NET Frameworkの開発/実行環境

Windowsアプリケーションの開発環境で、「.NET Framework」は VisualStudio 20xxのインストールに含まれていて、VisualStudio 2005では .NET Framework 2.0がインストールされ、Visual Studio 2008/2010では .NET Frameworkが選択できます。

開発環境で作成されたWindowsアプリケーションを実行するためには、そのアプリケーションを実行する環境に.NET Frameworkが必要です。.NET Frameworkの実行環境は、MicrosoftのWebサイトから無償ダウンロードできます。.NET Framework 2.0の場合、こちら (Microsoft .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ (x86)) をクリックし、[ダウンロード]をクリックすると [ファイルのダウンロード] ダイアログ ボックスが表示されますので、[実行]をクリックしてください。

実行環境で動作する .NET Frameworkは「.NET Frameworkランタイム(Runtime)」と呼ばれています。それに対して 開発環境で動作する .NET Frameworkは「.NET Framework SDK(Software Development Kit)」と呼ばれています。


.NET Framework の互換性

.NET Framework はリリースされてから、複数のバージョン(1.0、1.1、2.0、3.0、3.5、4.0)が存在し、過去に開発したWindowsアプリケーション、Webアプリケーションは新しい.NET Frameworkで動作するのか? 新しい.NET Frameworkで開発したWindowsアプリケーション、Webアプリケーションは過去の.NET Frameworkで動作するのか? といった「互換性」を心配される方もいらっしゃると思いますが...

.NET Framework自体は 複数バージョンの混在が可能です。例えば Windows XPでは「C:¥WINDOWS¥Microsoft.NET¥Framework」フォルダに、バージョンごと(例: v1.0.3705、v2.0.50727)の.NET Frameworkが混在しています。また実行環境ではグローバリアセンブリキャッシュ(GAC)と呼ばれる「C:¥WINDOWS¥assembly」フォルダに多くのライブラリファイル(例: System.Data)が存在し、それぞれのバージョンを参照できます。

VisualStudioで.NET Frameworkを使用してWindowsアプリケーションを開発した場合、基本的には開発(ビルド)した環境と同一の.NET Frameworkバージョンを参照します。(例: .NET Framework 1.1で開発したアプリケーションは、.NET Framework 1.1を参照)

開発環境と実行環境の組み合わせパターンを、下表に示します。

開発環境 実行環境 名称 説明
1.1 1.1 通常 問題なし。
1.1 2.0 下位互換 セキュリティ、不具合修正などのAPI変更に伴う動作不正の可能性があります。
1.1 1.1と2.0混在 サイドバイサイド サイドバイサイドが適用されないケースもあります。
2.0 1.1 上位互換 サポートされません。
2.0 1.1と2.0混在 サイドバイサイド サイドバイサイドが適用されないケースもあります。
2.0 2.0 通常 問題なし。
2.0 2.0に3.0追加 3.0環境 サポートされます。
2.0 3.0 3.0環境 サポートされます。
3.0 2.0 上位互換 サポートされません。

サイドバイサイド(Side by side)とは、複数のライブラリが混在する環境で、アプリケーションが必要とするライブラリを選択して動作させる方式です。

そしてそして...ついに 「.NET Framework 4.0」登場ですね(^-^; バージョン数が増えて 混乱しそうですが

そんなユーザー向けに(?) .NET Framework 移行センター というサイトがオープンされました。移行関連のドキュメントが参考になります。







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